2010年05月07日

桜井正明さんの訃報

今日、調べ物をしている時にふと見たサイトで、脚本家の桜井正明さんが今年の2月に亡くなられていたことを知りました。享年61歳、肺がんを患われていたそうです。ご本人のサイトもなく、ぶらざあのっぽの小山さんなど脚本家の方のブログで詳細を知った次第です。前回のハットリくんの誕生日に関する追証記事で、桜井さんの脚本に触れようと思っていた矢先の事なので驚きを隠せません。

桜井さんは忍者ハットリくんのメインライターで、第1話に始まり最終話間際の691話まで、スタッフの入れ替わりの激しいハットリ班の中で最初から最後まで関わられた数少ないスタッフの一人です。ツバメちゃんやトゲ次郎、ジッポー、三匹の忍者といった新キャラが登場する回は必ず桜井さんが担当されていました。TVシリーズ以外にも4本の映画全てを桜井さんが執筆されています。(ニンニンふるさと大作戦の巻のみ岸宗生さん、大久保昌一良さんと共著。)

また忍者ハットリくんだけでなく、パーマンやウルトラBなど数多くの藤子アニメにも脚本を書いており、間違いなく藤子アニメの屋台骨を支えた重要な方でした。いつの日か藤子アニメを書いていた頃のお話をインタビューなどで読めたらいいなあと思っていたのに、残念でなりません。心からご冥福をお祈り申し上げます。
posted by いずる at 21:43| つれづれ